
令和3年度予算「あまがさき志誠の会」会派勉強会。
1年を通じて、議員の最も大切な務めといえる次年度予算審議にあたり、まず最初にその中身に触れる機会がこの会派勉強会となります。
大変危惧していたコロナの税収への影響ですが、思いのほかというには苦心された財政当局の皆さんには失礼ですが、基金の活用は4億円にとどまりました。
市税全体では、764億円(前年比3.8%減)
大まかな内訳は 個人市民税 238億円(前年比 5%減)
法人市民税 45億円( 〃 28%減、コロナの影響は14%、R.元年10月からの税率
改正が半分)
固定資産税 337億円( 〃 1%減)
市たばこ税 34億円( 〃 8%増、R.3年10月から値上げ)
しかし、約30億円の減となることから、国によるコロナ対策特別交付金の新設や、臨時財政対策債など、国の財政措置により大きく軽減されているという現状です。
そして、財政調整基金という市の貯金ですが、今年度末見込みでは80億円で、前年度末の残高70億円を上回り、令和3年度末でも74億円の見込みです。
おそらくこのコロナ禍にあっても、昨年度より基金を積み増すことが出来た自治体は非常に稀ではないかと思うのですが、その中身は、コロナやSGレースも無いという状況下において絶好調な売れ行きのモーターボート事業の利益処分のルールを見直して、コロナ対応に充てるべきだと私自身言い続けていたのですが、2月補正において、20億円もの繰り入れを決断された結果です。
競艇場の収益は市財政に貢献することが目的であり、この有事の際には、積極的にルールを改めてよいと思います。
これらを踏まえて、会派を代表して3月5日の代表質疑に臨みます。
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